【ドール日記】Nゲージを始めよう どうやって車両を選んだら良いんだろう?【てつラジ第5回】
ひめの「ひめのと~」
ちいか「ちいかの!」
ひめの&ちいか「鉄道模型を楽しんじゃおう~!」
OP TM CI~
ひめの「みなさんこんにちはー。
『ひめのとちいかの鉄道模型を楽しんじゃおう』略して『てつラジ!』
パーソナリティのひめのです。」
ちいか「おなじくパーソナリティーのちいかですー。」
ひめの「この番組はNゲージを始めてみようと言う人向けの番組です。」
ちいか「では前回の続きです。鉄道模型の車両の話です。」
ひめの「いよいよ主役登場だね!」
ちいか「Nゲージの両数の話と実際の鉄道車両の両数の話をしていきたいとおもいます。」
ひめの「うん。」
ちいか「その前に、前回紹介したコントローラーの事で1つ注意事項が有りました。」
ひめの「え?何々?」
ちいか「KATOのコントローラー「パワーパックハイパワーD」ですが、
TOMIXの常点灯システムを装備している車両を走らせると常点灯システムのライトが壊れる恐れが有ります。」
ひめの「え?そうなの?!」
ちいか「TOMIXの良く有る質問での回答で
『トミックス製の室内照明は、他社の停車中に点灯する機能を備えたコントローラーは使えません。
パルス系のコントローラーは問題がある場合が多いので、使用しないでください。
その他1200mA以内のノーマルなパワーユニットは問題ありません。
他社の室内灯を取り付けた車両と混合連結して運転しても、トミックス製コントローラーでしたら支障はありません。」
との事ですので購入したコントローラーが使えるかどうかは説明書を確認するか、
各メーカーにお問い合わせください。」
ひめの「じゃあKATOの「スタンダードS」は大丈夫なの?」
ちいか「先ほどの回答を読むと
「その他1200mA以内のノーマルなパワーユニットは問題ありません。」
との事なので大丈夫ですね。」
ひめの「ほっ。よかった。」
ちいか「では車両の話をしていきましょう。」
ちいか「そんな訳でレール、パワーパックとお話してきましたが、
以前お話したお得なセット『スターターセット』『ベーシックセット』に話をもどしてから進めますね。」
ひめの「うん。」
ちいか「そのお得なセットですが購入に当たっての知っておいた方が良い事がありまして(^^;」
ひめの「知っておいた方が良い事?」
ちいか「例えばTOMIXのベーシックセット山手線セット(3両)を買うとします。」
ひめの「うん。」
ちいか「TOMIXの280mmのストレート(直線)レールがありますが、
首都圏などでよく見かける通勤型と呼ばれるE231系山手線車両のNゲージでの長さは、
TOMIXで先頭車で136mm、中間車で137mmです。
中間車を2両に連結すると274mm。
TOMIXの一般的な280mmのストレートレール1本が、
調度2両分の長さなんですよね。」
ひめの「うん。」
ちいか「写真はTOMIX253系成田エクスプレス中間車です。長さは137mmなので同じ位の長さですね。」
ちいか「ベーシックセットのTOMIXですと入っているストレートレールの本数が、
280mmが3本、140mmが2本入ってます。
同じくKATOのスターターセットは243mm4本と124mm2本、62mm2本入ってます。
それを小判型という形に組みますとTOMIXで直線の長さが一辺560mm。
KATOですと一辺682mm。
この長さが直線区間になります。」
ひめの「と言う事は…。」
ひめの「TOMIXの『直線の長さ560mm』割る『車両の長さ137mm』と、
KATOの『直線の長さ682mm』割る『車両の長さ137mm』。
計算するとTOMIXのセットレールだと4両編成で、」
(※比較のための連結です。139mm+137mm+137mm+139mm)
ひめの「KATOのセットレールだと5両編成の電車が直線に乗るんだね。」
ちいか「そうですね。
セットでの車両は販売する時の価格を抑えるためと、
直線レールで停車できるバランスの良い両数なんですよね。」
ちいか「TOMIXやKATOから発売されているホームは直線に設置するので、
直線上で停車できる両数と言うことでしょうね。」
※(トミーテックのジオコレからは曲線用ホーム【建物コレクション 駅D(C315外用) 駅E(C280内用)】が有りますが、
『鉄コレ(16m級以下)を推奨します。』との事ですので走行できる車両を選びます。)
ひめの「そっか、お得なセットでホームを置いて遊ぼうとすると4両編成か5両編成がちょうど良いのかぁ。
そう言えば実際に走っている鉄道でもそういう両数って有るの?」
ちいか「鉄道車両は1両でも走りますからね。
2両編成。3両編成。4両編成という両数から7両、14両など色々有りますし、
模型の世界でもちゃんと有りますよ。」
ひめの「そっか。
実際の鉄道をリアルに模型化してるのがNゲージだもんね。」
ちいか「ではその鉄道模型での両数での注意点です。
ざっくりとした質問ですが、
『新幹線のぞみ号 N700系』は何両編成か知ってますか?」
ひめの「…。
えーと…。
新幹線ってけっこう長いイメージが有るから…。」
ひめの「…。
すいません分かりません(^^;」
ちいか「16両有るんです。
しかも全長は普通の車両と比べると更に長くなります。
Nゲージのサイズになりますと先ほど紹介した山手線は137mmです。
TOMIX製のN700系で計りますと、先頭車が173mm、中間車が158mm。
それを足していくと16両で2558mm。
メートルにすると約2m55cmになります。」
ひめの「…。
私の身長よりもあるよ(^^;」
ちいか「自分の身長と比べると、長いのが分かりますよね(^^;
その長さをTOMIXのベーシックセットのレールの長さと比べてみますと…。」
ちいか「ベーシックセットはカーブレールC280が8本、
ストレートレールがS2803本、S140が2本。
このレールの長さをを足してみましょう。
C280と言うカーブレールの長さが約22.5cm。
8本足すと長さが1800mm。
ストレートを計算すると、280mmが3本で140mmが2本ですので合計1120mm。
で、カーブとストレートを合計すると全長2920mm。
メートルにすると2m92cmになります。」
ちいか「2m92cmの長さのレールに全長2m55cmの新幹線が走る訳です(笑)」
ひめの「…。
先頭車が通過したと思ったらすぐ後ろの車両が来ちゃうじゃない!」
ちいか「そうなんですよね。
新幹線の0系、100系の『ひかり編成』。
300系以降の『のぞみ編成』をそろえようと思うと16両になっちゃいます。」
ひめの「うん。」
ちいか「つまり最初に16両編成の新幹線を買うつもりならレールの長さがベーシックセットでは足りないのです。」
ひめの「となると別にレールを買って長くしないと駄目って事だね。」
ちいか「少なくても倍の長さのレールは欲しいところですね。」
ひめの「6mの長さかぁ(^^;」
ちいか「これはあくまで個人的意見なのですが、
模型を買い始めると実際に走っている車両の両数と同じにしたくなるんですよね。」
ひめの「やっぱり本物と同じにしたいもんね。」
ちいか「これをフル編成病と言うそうです(^^;」
ひめの「いやな病名だなぁ(苦笑)」
ちいか「そうなると最初に新幹線のセットを買うと結構お金がかかるんですよね(^^;
ちなみにKATOのN700系Z1編成東海道・山陽新幹線4両基本セット(M車有り)が13650円。
4両増結セットが8925円。
8両増結セットが14700円。
合計37275円です。」
ひめの「うわぁ。
新幹線は運賃も高いけど模型も高いんだね(^^;」
ちいか「これがTOMIXになるともっと恐ろしいですよ(笑)」
ちいか「TOMIXのN700系9000番代Z0(ゼットゼロ)編成、3000番代の東海道・山陽新幹線は、
基本セット(M車有り3両)が9765円。
増結セットA(5両)が12390円。
増結セットB(3両)が6615円。
増結セットC(5両)が14700円。
合計43470円です。」
ひめの「さらに高い(^^;」
ちいか「TOMIXでは10月にN700系はリニューアルで0番代として発売しなおされます。
基本セット(M車有り4両)13440円。
増結セットA(4両)9135円
増結セットB(8両)21840円。
44415円になりますね。」
ひめの「値段上がってへん?(^^;」
ちいか「メーカによって値段の差も有りますが新幹線16両を揃えると、
確実に4えっくす☆きゅーと(1えっくす☆きゅーとは10500円と考えると目安になります。)もするんですよ。」
ひめの「言い換えればエレンさん(税込\43,050)とか
リリアさん(税込\43,050)が余裕でお迎え出来る値段だよ…。」
ちいか「そう考えると新幹線を短い編成で走らせても我慢出来るなら、
スターターセットやベーシックセットでも良いのですが…。」
ひめの「我慢できそうもない人は最初に買わない方が良いのかぁ(^^;
レールの長さも足りないし、何より最初にそろえるにはお金がかかるし…。」
ちいか「そこが難しい所ですよね。
今後買い続ける自信が有る人や最初から新幹線16両とそれに見合う線路、
コントローラーを買える人なら良いですが、
『はじめてみよう!』と考えているなら短い編成の方が走らせて楽しいかと。」
ひめの「そうかも(^^;」
ちいか「そう考えると最初に有る程度満足する買い物をして徐々に買い足して行かないと飽きてしまいかねません。」
ひめの「そうなっちゃうと折角買ったのに勿体無いもんね。」
ちいか「それとは別の問題でスターターセットやベーシックセット、
そして3両や4両のセットで販売している『基本セット』と呼ばれているセットを買ったとします。
実は車両を買った後に編成を伸ばそうと増結セットを買おうとしても、
増結セットが売り切れの時が有りますので、そろえられない時が有ります(^^;」
ひめの「え?そんな事が有るの?」
ちいか「そうなるとフル編成が欲しくてもそろえられないのですよ(^^;」
ひめの「うーん。
そろえようと思ったら、一気に買わないと駄目なんだね(^^;」
ちいか「ちなみにKATOのN700増結セットAはベストセレクションですが、
さきほどHPを覗いたら生産してませんでした(笑)」※(2011年8月25日現在)
ひめの「うわ(笑)」
ちいか「店頭在庫のみと言うことですね。」
ちいか「ですのでそれらの事を考慮して最初に買うセットを決めるのが良いでしょう。」
ひめの「でもスターターセットやベーシックセットのラインナップで4両とかそういうのってあるの?」
ちいか「4両とかは無いですが比較的短い編成ですと…。(チラシを見る)
…。
KATOだと短い編成になると『D51SLセット』だけ…かな?(^^;」
ひめの「なるほど。」
ちいか「『D51SLセット』は旧型客車を牽引しますのでSL+3両の客車でも平気ですけど、
D51の設計が古いままなので初心者にはお勧めできないと、
アドバイザーのkazuころんちゃんから教えてもらいました(^^;」
ひめの「設計の古さとかも関係するんだね(^^;」
ちいか「意外と落とし穴らしいですよ(^^;」
ひめの「うーん、じゃあTOMIXは?」
ちいか「『E259系成田エクスプレス』のセットだと増結セットを買って6両で走らせてもまだ様になりますから…。
これくらいですね。」
ひめの「って事はスターターセットやベーシックセットだけじゃ良い両数のが無いって事?」
ちいか「実はそうなります(笑)」
ちいか「そう考えると、先ずはレールとパワーパックが一緒になっているセットを選び、
別途、車両セットを買うのをお勧めします。」
ひめの「そっか。
最初から揃っている車両セットなら増結セットが売り切れる事もないもんね。」
ひめの「あ、先生!」
ちいか「何ですかひめのさん?」
ひめの「新幹線は16両じゃないですか。」
ちいか「はい。」
ひめの「ほかの特急とか貨物とかって何両くらいなの?」
ちいか「えーと、一例をあげますと、
通勤型のE231系の『山手線』で11両。
近郊型では223系の『新快速』は基本8両、最小4両、最大12両。
E531系の『常磐線』は基本10両、最小5両、最大15両。
E217系の『横須賀線・総武線』は基本8両、最小4両、最大15両
新幹線だと、
東海道新幹線『300系』『500系』『700系』『N700系』のぞみ編成で16両。
東北新幹線『E2系はやて』が10両。秋田新幹線『E3系こまち』6両。
この2編成が併結すると最大16両。
特急形車両だと、
E351系の『スーパーあずにゃん』
…。
『スーパーあずさ』が基本8両、最小4両、最大12両。」
ひめの「あずにゃん?(笑)」
ちいか「『あずさ』と言えば今は『あずにゃん』ですから(笑)
789系『スーパー白鳥』は基本6両で最大8両。
683系、681系『サンダーバード』は基本6両で最小3両、最大12両ですね。」
ひめの「貨物は?」
ちいか「M250系スーパーレールカーゴは16両、
鮮魚特急とびうお号は最大20両。」
ひめの「20両?!」
ちいか「調べてみたら、ワムで最大45両で走ってたそうですよ。」
ひめの「45両!?!?」
ひめの「…。
45両って想像がつかないんですけど(笑)」
ちいか「ですよね(笑)
まぁワム自体は全長が短いので2両で普通車の1両くらいの長さですね。」
ちいか「車両の長さと編成数。
ベーシックセットとスターターセットのレールの全長。
それらを考えると長くても6両編成や7両編成などで走っている車両を買うのが精神的にいいのかなぁと(^^;」
ひめの「そうだよね。
最初から6両で走っている車両を買った方が後々増やさないですむもんね。」
でも6両だとちょっと長い気もするけど?」
ちいか「でもそれなりに無いと物足りなくなったりもしますしね。
一緒に直線レールを2~4本買えば6両編成でもホームが設置できますし。
単品のレールはそんなに高くないですから直線レールは最初に買っておくのも良いでしょう。」
ひめの「なんかNゲージってセットになってるのを買えばそれで良いんだと思ってたよ。」
ちいか「それでも良いのですけど、長く遊んで欲しいですから色々調べてから買ってもらいたいですしね。」
ひめの「せっかく始めようとしてるんだもんね。
ながーく楽しみたいモンね。」
ちいか「と、言うところで次回は買いたいと思う車両を選んでみましょう。」
ひめの「引っ張るねぇ(^^;」
ちいか「今回は両数の話だけに長くなってしまったので(笑)」
ひめの「うまいっ!(笑)」
ちいか「と言う所で、今回はここでお別れです。
この番組はちいかと、」
ひめの「ひめのがお届けしました!」
ちいか&ひめの「ばいばーい。」
ひめの「この番組は、ドールと鉄道模型の好きなお友達の提供でお送りしました~。」